前回は11位から20位までを紹介したので、今回はまず、ざっと21位から30位までを挙げておくと
21位：ショッキングファイヤー 22位：ネオバイブル 23位：ロイヤルデモンシード 24位：円月拳 25位：コーザノストラ 26位：ゴッドディメンション 27位：ブラックスクリュー 28位：スパイラルタイフーン 29位：トルネイドアロー 30位：阿修羅夢幻衝
となりました。
少し注釈を加えると、ショッキングファイヤーはデッドエンドファイヤーも同一のパンチとしてカウントしました。
あと、ネオバイブルは「はたしてフィニッシュブローなのか？」という声もありましたが、正直、このパンチの定義は難しいのですよね。「ネオバイブル」というのは下のアッパーのようなパンチのことであって、例の「光りあれ！」から続く数ページにわたるタコ殴りｗは「死の聖書（バイブル）」という名前なのだという解釈もあり、よく分からないところではあります。
ちなみにＪＣ版で「ネオバイブル」はカタカナ表記でしたが、改訂版では英字表記になっています。
また31位以下でも制極界やダイヤモンドナックルなど、やはり「これはパンチなのか？」というものがあったのですが、このような投票であまり堅苦しいことを言っても面白くないので、すべて有効票として扱っています。
ということで、ここからはランク外ながら、なかなか興味深い＆面白かった投票のご紹介を。
まずは「ジェット・アッパーやぶれたりィーっ！！」。これがそこそこの得票があったのですよｗ リングにかけろ2では「ブロッケンドッペルゲンガー」という洒落たネーミングになっていますが、「ゲーリングは河井と髪の毛一本に至るまで肉体構造が同じ」という、もう突っ込みどころ超満載の謎の理論が、皆さんの記憶に残ったのではないでしょうか。
ただ残念ながらこの台詞は改訂版では「Ｊアッパーやぶれたぁ！！」に改変されておりまして、こういうのは語尾なども含め当時の一言一句が胸に刻み込まれているので。あまり弄らないでほしいなぁと、痛切に思うのであります。
続いて「ユリシーズ戦で志那虎が見せた右のフェイント」というのがありました。う～ん、これはすごく共感できますね。フィニッシュブローと呼ぶのかどうかは別にして、「リングにかけろで最も感動したパンチ」という設問なら、私もこれを挙げるかもしれません。
そしてもう一つがこれ。辻本の弱点であるチンを打つのに、天才・菊ちゃんがコーラの缶を使って竜児に伝えたヤツです。ボクシングはストレートさえあれば他に何もいらない・・・まさに正統派ボクシング時代の屈指の名シーンだったと思います。
そして最後に、残念ながら票が入らなかったパンチはトロイアクライシス、グランドクロス、スペクトルエコー、ブラデッドメデゥーサ、ライトニングプラズマ、阿修羅聖帝陣、阿修羅鬼門拳といったあたり。
正直、阿修羅のパンチは車田御大自身がスランプだった認めていること、パンチ名が漢字で難しいことなどの理由から、あまり票が入らないのではないかと予想していたのですが、それ以上に十二神のパンチが弱かったのがちょっと意外でした。
たしかに十二神戦では毎週のように敵、味方の新パンチが登場し、フィニッシュブローの過剰生産という感もあったので、それが影響したのかもしれませんね。ゼウスのゴッドイリュージョンでさえあまり票が入りませんでした。ただその一方のでサイクロンメイルストロームはかなりの人気・・・分からないものです。
なお今回の投票は「リングにかけろ１」のフィニッシュブローの限定したもので、そのことはブログの投票要項には記載していたのですが、Twitterでの告知には書いていなかったため、「リングにかけろ２」のパンチに投票された方が何名かいらっしゃいました。深くお詫び申し上げます。またすべての集計を手作業で行ったため、集計ミス等があるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。
さて、ここまで色々と書いてきましたが、改めまして今回は本当にご投票ありがとうございました。投票をしてくれたのは、リングにかけろをリアルタイムで読んでいた世代、現在50歳代後半から60歳代前半の方が多いと推測しますが、これくらいの年齢だと、それなりに社会的地位の高い方、会社で役職に就いている方なども多いのではないかと思います。
それが童心に戻ってそれぞれの好きなフィニッシュブローについて、あーでもない、こーでもないと熱く語っていただいたことが、とても微笑ましく思えたとともに、この人気投票を行って良かったとしみじみ感じた次第です。
これからもさまざまな企画、人気投票等を行っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
