リングにかけろ1

決戦前夜(その1)

「リングにかけろで最も好きなパートは?」と問われれば、私は間違いなく「竜児と剣崎のタイトルマッチが決定してから、その試合開始までの間の部分」と答えます。リアルタイムで読んでいた時、自分の青春そのものだったと言っても過言ではないリングにかけろが、一週ごとに着実に終末に近づいていくのを感じながら、その素晴らしい台詞の一つ一を胸に染みこませ、本当に涙をこらえつつページをめくったものでした。ということで、今回はそのあたりについて詳しく見ていきたいと思います。
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世界連合ジュニア

リングにかけろで、私が最も胸が高鳴ったことの一つに「世界連合ジュニアの結成」が挙げられます。これまでに闘った仲間が力を合わせて新たな敵に立ち向かうという構図は、時代を問わず常に心を熱くさせるものがあると思います。結成に至る流れとしては、まずは死の淵から蘇った日本ジュニアの前に謎の影が・・・
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参謀ヘルガ(その2)

ドイツ軍団の参謀ヘルガについて、前回は主に世界大会でのことを書いたので、今回はその続きである十二神戦から。ナポレオンとスコルピオンが、自らの命と引き換えに勝利を得て、外国勢最後の一人となったヘルガは、影道総帥にドイツ軍団の理想を託して、プロメテウスとの闘いに臨みます。
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参謀ヘルガ(その1)

一介の参謀に過ぎず、フィニッシュブローを持たないにもかかわらず世界連合ジュニアの一員となり、特に中盤以降はスコルピオンをも凌ぐ活躍を見せていたドイツ軍団の参謀ヘルガ。ファンも非常に多いキャラなので、今回は彼について取り上げてみたいと思います。ちなみに今「彼」と書きましたが、ドイツで“HELGA"は女性の名前に多く使われているため、ヘルガを女性だと思っている方も少なからずいるようですが、リングにかけろ2で登場した息子もヘルガだったことから、ヘルガは「名字」だということが明らかになりました。なので、れっきとした男性ですw
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神技的ディフェンス

志那虎と言えば、ローリングサンダー、スペシャルローリングサンダーと並んで有名なのが「神技的ディフェンス」。志那虎パパ曰く、「真剣を相手に見切りを会得したのでボクサーのパンチなど当たるはずがない」とのことですが、「体はともかく椅子にも血が付いていないとは、一体どういう避け方をしているんだ?」とか、「いくら素早く避けたとしてもすり抜けたようには見えないのでは?」など、連載当時から結構突っ込みどころが満載でしたw
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阿修羅編(その2)

前回は阿修羅編の人気が今ひとつだったことについて考察しました、今回は逆に良かった点を考えていきたいと思います。週刊少年ジャンプと言えばやはり「努力・友情・勝利」ですが、ここまでのリングにかけろは、基本的に「努力」と「勝利」に重きが置かれていて、「友情」はあまりクローズアップされていなかったように思えます。
リングにかけろ1

阿修羅編(その1)

大変遅ればせながら明けましておめでとうございます。このブログもおかげさまで開設以来2度目のお正月を迎えることができました。今後もマイペースで続けていこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。ということで、本年最初のお題は阿修羅編。車田御大自身が「最大のスランプ」と評しており、また正直、ファンの評判もあまり芳しくないこの阿修羅編ですが、個人的にはかなり好きなパートだったりするわけで、まずはなぜ評価がイマイチなのかを分析することから始めたいと思います。
雑記

肩掛けカバン

Twitterで、竜児が使っている布製の肩掛けカバンについてツイートしたところ、ものすごい数のリプをいただきました。「中学の頃に使っていた」」や「実物を見たことがない」などの体験談や、呼び名、ルール等々、地域や時代によってなかなか面白い違いがありましたので、せっかくなのでここにまとめてみたいと思います。
自己紹介

男坂完結

男坂が完結しました。あの伝説の「未完」から数十年の時を経て、ついに完結に至ったことは、ただただ驚きでしかありません。先日、阪神タイガースの38年ぶりの日本一が話題になりましたが、週刊少年ジャンプでの男坂の連載が終了したのが、まさにその阪神の前回優勝の年の春なので、連載開始時から考えると実に40年近い歳月をかけての完結ということになります。
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巻末寄稿

リングにかけろのジャンプコミックス(JC)の巻末には、著名人などの寄稿が掲載されていました。今回はこれについてまとめてみたいと思います。まず、巻数と寄稿者は以下の通り(敬称略)。お気づきのように、前半はプロボクサー、後半はリングにかけろと同時期にジャンプで連載していた漫画家の先生たちがメインになっています。