最近のマンガやアニメは大変よく考えて作られていて、いわゆる「矛盾」が非常に少ないものになっています。作中で一瞬「おやっ？」と思うことがあっても、後々何らかの説明がありますし、広げた風呂敷はきちんと畳まれるものがほとんでです。
これは、現代では少しでもおかしな点があると瞬時にネットでやり玉に挙げられるので、作者側も矛盾が無いように細心の注意を払って作品作りをしているためだと思うのですが、逆にネットが無かった時代の作品には「あれは一体何だったんだ！？」というシーンが随所に見受けられます。
当然リンかけもご多分に漏れず、まさに「あれは一体何だったんだ！？」のオンパレードなわけですが、中でも私的にリンかけ最大の謎とも言えるのが「巨大ゼウス」です。
一応説明しますと、十二神戦の竜児対ポセイドン戦で、ポセイドンが「実はゼウスを見た者はいない」と言うと、竜児は「ゼウスなどという男は存在しない。十二神が自分たちを強大に見せるためのまやかしだ」と指摘するわけですが、そこに突如として現れたのが・・・
これですよ！！
う～ん、すごいです。遠近法の問題はあるにせよ、富士山や鉄塔などの大きさから推測して、優に身長数百メートルはありそうです。この動画によると、ウルトラマンなどに出てくる怪獣は概ね全高40～50ｍ、大きめなもので80～100ｍ程度だそうですから、もうこのゼウスは史上最大級の大きさと言えるのではないでしょうか？
そして、こんなものが現れたのにもかかわらず、観客があまり動揺していないのも驚きです。普通、パニックになって逃げ出したりしませんかねぇ。「本当に人間か？」「バケモンじゃねえのか・・・」なかなかシュールなリアクションだと思います。
さて、話を本題に戻しますと、結局、この巨大ゼウスの正体は物語の最後まで明かされることはありませんでした。まさに「あれは一体何だったんだ！？」です。なので、まあ推測するしかないわけですが、一応、３つのパターンを考えてみました。
１つ目は、今で言うところのホログラムですね。例によってパンドラあたりが先走りしてｗ「ゼウス様の世界制覇の手助けになればと思い・・・」などとホログラムを投影して、ゼウスを神格化しようとしたという仮説です。
２つ目は集団催眠です。強力な催眠術によって、会場にいた全員が幻覚を見せられたと。じゃあ、誰が催眠術をかけたのかと言えば、さすがにミズ・シャネルではないでしょうからｗ やはりパンドラなんですかねぇ。
そして最後。これは自分でもちょっと突拍子も無いと思うのですが、ゼウスには本当に巨大化能力があるという仮説です。こんなことを書くと「そんな人間がいるはずないだろ！？」と突っ込まれそうですが、まあ、それを言うなら空を飛べる人間もバリアーを張れる人間もいるはずがないのであってｗ そういう人たちが普通に存在しているこの世界なら、巨大化も許されるのかなと思ってしまうのでした。
この中のどれが正しいのか、はたまた別に正解があるのかは、もちろん車田先生しか知らないわけですが、もし「リングにかけろ３」が作られるのであれば、その時はぜひこの巨大ゼウスの謎を解き明かしてほしいものです。また皆さんの推測もぜひコメント欄に書き込んでいただけるとうれしいです。
