ザシャアッ!大研究

リングにかけろ1

「BAKOOM!!」や「SHOCK!!」など擬音の多用は、リングにかけろの大きな特徴の一つでもありますが、中でも「ザシャアッ!」 という擬音が印象に残っている方も多いのではないかと思います。

基本的な使い方はこんな感じ。

う~ん、「登場音」とでも言ったらいいのでしょうか?主に複数の人間が登場する際に使用されることが多いようです(まれに単独の場合もあり)。

世界大会で全員死亡したと思われた日本ジュニアが生きていた際は、感動のシーンということもあったのでしょう。正に出血大サービス。「ザシャ ザシャ ザシャ ザシャ ザシャアッ!」 でしたw

ちなみにリングにかけろで最初にこの「ザシャアッ!」が使われたのは、実は菊と河井姉がファイティングポーズを取った時だったのですが、正直この時点ではまだ車田先生自身が「ザシャアッ!」の使い方を決めかねているという感じでして、「登場音」として初めて使用されたのは影道総帥の時だったと思います。

後でまた詳しく書きますが、「どんなパンチか何の説明もなく、ただ見開きを使ってパンチ名を叫ぶ」のも影道雷神拳が最初でしたし、やはりこの影道編はリングにかけろにおける大きな転機になっていると思います。

話を「ザシャアッ!」に戻すと着地音として使われたこともありましたね。

ただ、イメージ的には毎回「ザシャアッ!」と言っていたような気がしたのですが、今回調べたところ、実はリングにかけろ単独では「ザシャアッ!」は全体で10回も出てこないのでした。

その後、風魔の小次郎、男坂、聖闘士星矢と続く流れの中で繰り返し使われるうちに、車田漫画における登場シーン=ザシャアッ!という図式が出来上がっていったのだなと。まさに「ローマは一日にして成らず」です(なんのこっちゃw)。

今回は1巻から順番に「ザシャアッ!」を探してページをめくっていったのですが、普通はこういう読み方はしないので、なかなか斬新でした。またこの手の作業は嫌いではないので、何か調べてほしいことがありましたらコメントにてお伝えください。

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