ドイツ軍団(改訂版考察その2)

リングにかけろ1

あけましておめでとうございます。本年もリングにかけろについて、あれこれ書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

さて、リングにかけろの改訂版は、基本的に問題のある部分のカットと、セリフの修正を行っているのですが、ほぼ唯一「絵」の修正を行っているのがドイツ軍団に関する描写です。

コミックス版のドイツ軍団は、シンボルマークにナチスドイツの象徴でもあるハーケンクロイツを使っていたのですが、さすがにこれはまずいと思ったのか、改訂版では全て鳥(?)のマークに書き換えられています。

このマーク、大観衆の腕章や応援旗に使われているので、かなり膨大な数なのですが、一つの漏れも無く見事に書き換えられています。このあたりはさすが大出版社といったところでしょうか。

また親衛隊の名称も、コミックス版ではズバリ「Jr.ナチス親衛隊」だったものが「ドイツJr.親衛隊」に、またオデッサファイルもシュバルツファイルに変更され、ナチスの痕跡を消すことに努めています。

賛否両論ある改訂版ですが、ことナチスの扱いについては、今の時代、国際的に見ても慎重にならざるを得ないので、この修正もやむ無しかなと、個人的には考えています。

少し話はズレますが、「サーキットの狼」では風吹裕矢のライバル早瀬左近が謎の「ナチス軍」の総裁として、思い切りハーケンクロイツのマークの入ったポルシェに乗ってましたし、またアストロ球団でも球四郎がヒトラーに心酔しフューラー(総統)を名乗るなど、ジャンプ作品は伝統的にナチスに傾倒している感がありますね。

で、さらに話はズレるのですが、連載当時、「ドイツジュニアは東西どちらのドイツなのだろう?」と疑問だったのですが、リングにかけろ2でほぼ解決しました。

かつての同胞と思しき男が「東側の人間がなだれこんできて西側の経済まで脅かされた」と言っているので、スコルピオンたちドイツ軍団は西ドイツだったのだろうと。

ただ息子(ザナドゥ)はハッキリと「東」と言っているため、おそらく(ファーザー)スコルピオンは西ドイツに、ザナドゥと母親は東ドイツに住んでいたのではないかと推測されます。まあ描写が少ないので、このあたりはあくまで憶測にしか過ぎませんが・・・。

ということで、今回は「コンプライアンスの観点から改訂版で変更になった点」について書く予定だったのですが、ドイツ軍団だけでかなり長文になってしまったので、差別的発言等については、また改めて書きたいと思います。

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