剣崎ガールズ

リングにかけろ1

リングにかけろには、さまざまな場面で各々の選手を応援する女性ファンが登場します。代表的なのは何と言っても「剣崎ガールズ」ですが、今回はそれを含めた女性たちの応援シーンについて書いてみました。

剣崎ガールズは「SEIKA」と書かれたユニフォームを着用していることから、聖華学院応援部に所属するチアガールだと思われますが、実質的には剣崎の私設応援団であり、またチャンピオンカーニバルでは友情出演(?)で竜児の応援に登場するなど、かなり自由奔放な働きを見せています。

ちなみにTwitterのフォロワーさんからの指摘によると、彼女たちの下着が一人一人全て異なるのは車田御大のこだわりだろうということ。これは私も気付きませんでした。

また剣崎ガールズと言えば、かなり多くの人の印象に残っているのがこの「み、見えた!」のシーンw 当時これをリアルタイムで読んでいたのは小中学生の男子が多かったでしょうから、相当インパクトが強かったのでしょうね。残念ながら改訂版ではこのシーンはカットになっていますが、近年の倫理観からいえばそれもやむなしかもしれません。

リーダー格の2人は、最後竜児と剣崎のタイトルマッチを観戦していましたが、個人的希望としては、成長した大人の色気でチアをやってほしかったなと思います。

話は変わりまして、「女性ファン」の数で言うと、剣崎と双璧をなすのが日本ジュニアきっての美男子・河井武士ですが、チャンピオンカーニバルの石松戦での声援は、もうあまりに残酷で、聞くに堪えませんでした。

足の短いのがゴムまりみたいに飛んでいくって・・・後に石松が「生まれ変わったらケンカが弱くてもいいから美男子になりたい」と言っていたのが身にしみて理解できるほど、心ない言葉の連続で、これを遠のく意識の中で聞いたら本当に死にたくなるだろうなぁと、思わず石松に同情してしまいましたよ。

ただ、そんな石松に対しても、表彰式の際に女の子から「意外と可愛い」という声援が飛んでいたのは救いでしたねw

話を河井に戻すと、影道編で出てきた、おそらくアストロ球団のオマージュと思える「薔薇の葬列」は個人的にすごく好きでした。

あと、河井のファンって基本的に結構ミーハー(死語?)なんですよね。敵で美形キャラが出てきたりすると、すぐに気移りする素振りを見せたりすることもしばしば・・・。

それと、全編を読み返してみたら、志那虎に女性ファンからの声援が送られているシーンって、ただの一カ所も無いということに気付いてしまいました。「いぶし銀」として男性ファンからは絶大な人気を誇る志那虎ですが、女性からは今ひとつ受けが良くないのでしょうか?まあ、兄思いの二葉ちゃんという可愛い妹がいるのでそれで十分という声もありますがw

そして最後にジーザス・クライスト。彼を一目見るために成田空港には6万人のファンがつめかけたそうですが、一体どこにこれほどのファンが潜んでいたのでしょう。ちなみに真ん中に「JUN」と書かれた服を着ている女性が見えますが、これがブランドの「JUN」なのか、はたまた剣崎のことなのかは定かではありませんw

そして、すごいのはこれほどのファンがいるはずなのに、後楽園球場で行われた剣崎対ジーザスのタイトルマッチで、ジーザスの応援をしている女性のシーンが全く見受けられなかったことです。やはりボクシング自体には興味が無い追っかけみたいな人たちなのですかねぇ。

いずれにせよ、女性キャラがかなり少ないリングにかけろにとって、彼女たちの姿はページを彩るのに貴重な存在だったのだなと、今になって改めて思うのでした。

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