最高の感動

リングにかけろ2

「この『リンかけ2』の連載1回目が発売された時、電車の中や会社や本屋で思わず涙を流して感動してくれた奴らが、たくさんいたと聞いた」

リングにかけろ2の単行本第1巻の巻末に載った車田先生の後書きです。実は私もこの「涙を流して感動してくれた奴ら」 のうちの一人でして、当時は電車通勤だったのですが、不覚にも満員電車の中で涙が止まりませんでした。

リングにかけろの続編が始まると聞いて、ずっと前から楽しみにしておりまして、発売日当日に駅の売店でスーパージャンプを買い、電車の中で読み始めると、それは期待を裏切らないものでした。

おそらく多くの人がそうだったと思うのですが、まず最初の感動ポイントがここ。

約20年ぶりのギャラクティカマグナムです。もうこの時点でちょっと涙腺がヤバかったのですが、続いてこちら。

石松カッケ~~!!

もうノスタルジーやら、我が子がたくましく成長したような思いやらが交錯して、周りもはばからず涙チョチョ切れです。

特に感動したのは、この冴えないサラリーマンの「あの人に勝てる奴なんかいるかァ」というセリフ。リングにかけろ1で、石松はあまり「強い」というキャラではなかったと思いますが、そう思っていたのはこちらだけで、世間の人々は石松のことをちゃんと評価してくれていたというのがですね、うまく表現できないのですが、なにか無性に嬉しかったのです。

物語全体で「最も感動した漫画、アニメは?」と問われれば、候補がいくつかあって、一つに絞るのはなかなか難しいのですが、こと週単位で「最も感動した回は?」という質問なら、私は「人生で一番感動したのはリングにかけろ2の第1回」と即答することができます。電車の中で涙したのは、後にも先にもこれだけですから。

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