リングにかけろ1

石松とドン

リングにかけろのコミックス版の巻末には、車田正美先生の知り合いの漫画家さんたちの寄稿が掲載されていました。鳥山明、秋本治、本宮ひろ志、小林よしのり、ゆでたまご、江口寿史などなど(敬称略)今考えるとものすごいメンバーなわけですが、彼らが口を揃えて言うのは「石松こそが車田先生そのものである」ということ。ケンカっ早いがシャイな性格、そして足が短いのを気にしているところなど、まんまであると(ちなみに酒は弱いらしいw)。
リングにかけろ1

ギャラクティカマグナム

「リングにかけろで最強のパンチは?」と聞かれたら、結構悩むものがありますが、「最も有名なパンチは?」なら、もう1確でしょう。そう、みんな大好きギャラクティカマグナムですw 実際、あまり詳しくない人に「リングにかけろって知ってる?」と尋ねると、「なんとかマグナムだっけ?」という答えが返ってくるのは、かなりありがちだったりします。
リングにかけろ1

ドイツ軍団(改訂版考察その2)

リングにかけろの改訂版は、基本的に問題のある部分のカットと、セリフの修正を行っているのですが、ほぼ唯一「絵」の修正を行っているのがドイツ軍団に関する描写です。 コミックス版のドイツ軍団は、シンボルマークにナチスドイツの象徴でもあるハーケンクロイツを使っていたのですが、さすがにこれはまずいと思ったのか、改訂版では全て鳥(?)のマークに書き換えられています。
リングにかけろ1

消えたロクさん(改訂版考察その1)

Twitterでジャンプコミックス版(以下コミックス版)とリングにかけろ1(以下改訂版)の違いについてツイートすると、リアルタイムで読んでいた世代の方から「知らなかった」「改訂版は読んだことがない」というリプを数多くいただきます。そこで今回は、コミックス版と改訂版の違いについて解説したいと思います。本来は、この改訂版については言いたいことが山ほどあるのですが、とりあえずは冷静にw相違点を洗い出していきます。
リングにかけろ1

影道編

以前、チャンピオンカーニバルがリングにかけろにおける一つの転機だったと書きましたが、日米決戦編を経て、その後の車田作品に見られる様式がほぼ確立したのが今回紹介する影道編ではないでしょうか。一口に影道編と言っても、大きく2つのパートに分かれていまして、前半が影道の塔での竜児と影道ボクサーの対決、後半が万博会場跡での日本ジュニアとの5対5決戦となります。
風魔の小次郎

夜叉八将軍

車田作品には、「めちゃくちゃ強いのかと思ったけど、実は意外とたいしたことないかも?」というパターンがいくつか見受けられます(「たいしたことない感」と命名w)。例えばリングにかけろのギリシャ十二神は、「世界大会で日本ジュニアをさんざん苦しめたアポロンたちが、十二神に比べれば二軍クラス」という触れ込みだったので、「一体どれだけ強いんだよ!?」とドキドキしながら読んでいたのですが、カサンドラ、クレウサが立て続けにやられたあたりで、「あれ?意外とたいしたことないんじゃね?」と考えてしまうわけです。
リングにかけろ1

チャンピオンカーニバル

リングにかけろは、はじめは下町人情の要素を含んだ正統派熱血ボクシング漫画だったわけですが、次第に「超人モノ」「SFモノ」と呼ばれる世界へと変貌を遂げていきます。その一つの転機がチャンピオンカーニバル編で、実際、車田先生自身もコミックス第8巻の巻頭で「それまで作品的にも人気においても、いま一歩くすぶり続けていたものが、これで一気にメジャーになった」と書いています。
リングにかけろ1

巨大ゼウス再考

以前にあの巨大ゼウスは一体何だったのか?という記事を書いたのですが、これをTwitterでツイートしたところ、非常にたくさんのリプをいただきました。一番多かったのが「大豪院邪鬼のようなものでは?」というもの。大豪院邪鬼はご存じのように魁!!男塾に登場する三号生で、登場時はその強大なオーラにより身長10m以上はあるように見えました(次第に縮小?)。
リングにかけろ1

ハートブレイクキャノン

読者の方からパンチの威力、特にテーセウスのハートブレイクキャノンについてのコメントをいただきましたので、今回はこれについて考察したいと思います。う~ん、ハートブレイクキャノン、いいですねぇ。このド直球なパンチ名がたまりません。リアルタイムで読んでいた頃、かなり好きなパンチの一つでした。
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剣崎抹殺?

リングにかけろをリアルタイムで読んでいた頃、どうしても謎の部分がありました。それは、全米ハイスクールチャンピオンの肩書きを持つブラック・シャフトが来日した際、空港で記者団から来日の目的を聞かれ、「ニューヨークで剣崎を抹殺したように、チャンピオンカーニバルの優勝者をボクシング界から消すため」と答えるシーンです。